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漫画感想・レビュー(ネタバレあり)

「ブルータル 殺人警察官の告白」のレビュー・感想・解説!

更新日:

まんがネタバレちゃん

ブルータル 殺人警察官の告白

ブルータル 殺人警察官の告白 1巻

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(2020/8/28 15:03時点)

法で裁けない極悪人に、最悪の死を与える男がいる。警視庁捜査第一課、壇浩輝。元警視総監の父を持ち、キャリア組で出世街道を邁進する彼の裏の顔は、100人を超える悪人たちを殺してきたシリアルキラーである。『トレース 科捜研法医研究員の追想』公式スピンオフ作品。痛みを痛みで精算するマーダーサスペンス、開幕——。

(ゼノンより)

●タイトル:「ブルータル 殺人警察官の告白」
●作者:古賀慶/伊澤了

Webサービスの「ゼノン」で連載中の作品で、1話と最新話は無料で読む事ができます。
錦戸亮主演でTVドラマ化た『トレース科捜研法医研究員の追想』のスピンオフ作品です。
「トレース」の主人公が追っているターゲットの一人である壇浩輝の物語。
作品紹介にあるように、権力も財力もあり容姿も良い主人公が、世の中の悪人を拷問し殺す物語。
2020年現在連載中の作品の中でもかなり好きな作品です。
その一番の魅力は「徹底したバイオレンスによる痛快さ」だと思います。
壇浩輝は「正義の味方」ではなく「シリアルキラー」なんです。
ですから相手の罪の大小関係無く全員殺すんです。
「外道の歌」「善悪の屑」ではターゲットの罪に見合った制裁をするので、例えば陰部を切り取っただけで釈放したり、背中の皮をはいで山中に放置したりなど「殺す」とは限りません。
ですが壇浩輝は必ず殺します。
連続殺人鬼も殺しますが、女性に体当たりして嫌がらせする男や、事件の被害者にしつこく取材するジャーナリスト、迷惑系ユーチューバーなんかも殺します。
現実だと「何も殺さなくても…」と思いますが、フィクションの世界なので、中途半端な情けをかけられると萎えてしまうので、きっちり殺してくれてスカッとします。
殺す場所も山奥の壇浩輝の別荘ですし、殺した人間は暖炉で燃やすので絶対に見つかりません。
恐らく作者・編集者は「スカッとする」事を目的としていると思われるので、
殺人がばれそうになってハラハラする・・とか逆に悪人に殺されそうになる…などの展開は考えていないようです。(2020年8月現在)
魅力の要素としてもうひとつ上げたいのは絵が非常に上手い、という事です。
元の作品「トレース」よりも上手いですね。
そして、バイオレンス作品のポイントとして、「きっちり描いている」という所も誠実さ(バイオレンスに対する)が見えます。
悪人の策業、例えば幼女のバラバラ死体や、女性を強姦するシーンなどをきっちり描いて、憎らしさを溜めこみます。
そこから壇浩輝のターンになり、悪人を様々な方法で殺すのですが、手足を切ったり、川に突き落としたりして、その後の死体も描いています。
このあたり「はい、殺しました」なんて省略すると痛快感はかなり下がるのですが、きっちりと見せてくれるのでかなりスカッとします。
単純にバイオレンスを観てスッキリできるタイプの方には絶対にお勧めの漫画です!

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「外道の歌」10巻(単行本)のネタバレ・感想

運営者/執筆者

■運営者/執筆者:ニョッキー

…漫画家もやっています。…といっても原作志望のド素人の漫画家です。絵はヘタクソです。
ですが読む方は40年以上まんがを読んでおり「漫画オタク」と言って良いと思います。
「漫画オタク」そして「漫画家」の視点で感想・レビューを書いております。
皆様も是非口コミ投稿を宜しくお願い致します。

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