「十字架のろくにん」93話「ピンポーン」の感想(※ネタバレ注意)
今回は「マガジンポケット」連載
「十字架のろくにん」
93話「ピンポーン」
の感想をお話しします。
※ご注意
これはあくまでも感想でございます。
内容は「ネタバレ」を目的とするものではございません。
ですが感想の中にやむを得ずネタバレを含んでおります。
また極力セリフの引用を避けるよう注意しております。
ご了承のうえご覧頂くようお願い致します。
※昨今の状況を鑑み、これまでとスタイルを変えて
あくまでも「感想」としてお送り致します。
「シャブ漬け強姦魔」である店長・永井を捉えた主人公の
漆間俊(うるましゅん)たち。
組織名を「ジュージカ」と名乗ります。
店長は病院の手術室のような部屋の椅子に拘束されています。
拘束のされかたは「外道の歌」と同じような感じですね。
「ジュージカ」の眼鏡の男は、悪い奴を殺している、と話します。
漆間(うるま)は店長が行った罪から考え、
余命3分を宣言します。
眼鏡の男は悪人への嫌悪感を語り、被害者から依頼人
の名前を当てれば解放する、と言います。
次々に女の子の名前を挙げる店長ですがどれも違うようです。
しかしついに「愛美(まなみ)」と答え正解となりますが
同時に漆間(うるま)は店長の首をメスで切り店長は死にます。
眼鏡の男は少し遅かった、とは言ったものの、
助ける気はなかったでしょう。
そしてラスト、眼鏡の男は漆間(うるま)が
記憶喪失であると語ります。
つっこみどころの多い漫画ではありますが、さらに
SFチックになってきましたね。
弟とおじいさんを殺されたショックで精神が崩壊
してしまったのでしょうか?
しかしながら「シャブ漬け強姦魔」という、犯罪の
残虐性、被害者の多さにくらべて殺害方法があっさりすぎる
と思います。過去の漆間(うるま)では拷問具や装置、動物など
様々なアイデアでじっくりと制裁をしていたので、ものたりないです。
やはり漆間(うるま)の直接の復讐相手ではないからでしょうか?
それと、記憶喪失も絡んでいるのかもしれません。
大きな方針転換により魅力を失ってはいるものの、
予測不能なストーリーで先が気になりもします。
もっとも、作者が「読者の予想を裏切る事」を最優先に
していると思われるので、それだけが魅力なのですが。
あと補足として、「病院・病室」という設定が
「上級国民スレイヤー」と似ておりますし、
若い女性の看護師さんがいるという点では
「バカレイドッグス」を思わせますね。
色々な復讐系、アウトロー系の漫画をオマージュ
しているのでしょうか?
文句を言いつつも楽しみにしたいと思います。