まんが紹介「どぶ(土山しげる)」
マンガを紹介します。
今回の作品は「どぶ」です。
どぶ
●作品名:どぶ
●著者:土山しげる
●出版社:日本文芸社 (2001/8/18)
▼ジャンル:アングラ
▼内容紹介
内容紹介
長年勤めた会社をリストラされた主人公岩田が飛び込んだ世界は風俗業界。そこは年齢も学歴も関係なく数字だけがモノをいう世界。何度も辞めようとする岩田だが…?土山しげるが描く異色の名作、電子版で復活!
(アマゾン より)
■カスタマーレビュー
「どぶ」1巻のレビュー
2018年5月24日にガンのため逝去された土山しげるさんの漫画「どぶ」の紹介です。
あらすじをご紹介させていただきます。
どぶの主人公は中年の妻子持ちのサラリーマンです。
彼は営業のセールスマンとして20年弱も勤続で働いていました。
会社の業績はリーマンショックの影響で、芳しくありません。ある日勤務後、後輩2人に風俗に誘われました。まじめが取り柄の主人公は初めは断りましたが、結局ピンサロに行くはめになりました。
翌日、会社に行くと主人公は部長に呼び出されます。
部長からは勤務後だったとはいえ、営業時の格好で風俗に通ったことなじられ、それを口実に主人公はリストラされます。
しかも、そのリストラは後輩から仕掛けられた罠でした。
主人公は大学受験を控えた子供を抱えており、新築の住宅を買う矢先でした。
また、主人公は再就職先もすぐには見つけられませんでしたが、皮肉にもリストラの原因になったピンサロ店に再就職がきまります。
そこで受ける理不尽な扱いに苦しみながら生きることを諦めない主人公の姿には心を動かされます。