今回は漫画「外道の歌」
111話の感想をお話します。
※ご注意
これはあくまでも感想でございます。
内容は「ネタバレ」を目的とするものではございません。
ですが感想の中にやむを得ずネタバレを含んでおります。
また極力セリフの引用を避けるよう注意しております。
ご了承のうえご覧頂くようお願い致します。
あおりは
◆長く歩んできた道のりの果てに、
その邂逅はあまりにも突然であっけなく---
カモメ古書店に帰ってきたトラ。
カモには何もなかった、と言います。
朝食会ではヘルペスが改造拳銃を持ち
なにやら考えている様子です。
そして興劉会に五月女が入り挨拶をします。
梅沢の弟分となりました。
場面変わり桜内は弟に街を出るよう言い
車の鍵を渡します。
桜内の弟は駐車場で車を探します。
そこにカモが後ろからベルトで首を絞めます。
後日、家で飯を食べるカモ。
そこにトラがやって来て何か言いかけますが
何でもない、と言います。
ここまでが今回の話です。
あおりは
◆背中は語る、そっと静かに
です。
まず、トラはカモに何も話していなかったんですね。
完全に単独で桜内の弟を殺そうとしたわけです。
ヘルペスですが、会員が作った改造拳銃を見ている
だけでしたが、これでメンチョの仇を取ろうと
考えているのは明らかです。
ですが本物ですらない拳銃1丁で逆口に勝てる
わけがないと思います。
他の会員の手を借りそうにもないですし、
あっさりと殺される未来しか見えませんね。
でも加世子とは共闘するかもしれませんね。
五月女は興劉会でそれなりに出世しながら
國松の筋書き通りに動かされ、
そして死んでいくのでしょうね。。、
さて、カモですが、まず
「ベルトで首絞め」というのがかなり緩い殺し方ですよね。
駐車場の時点で死んでいるかどうかはわかりませんが、
その場で殺してしまうのも雑なように思いました。
見てわかるように、カモは桜内の弟のことも
トラが殺しに行って殺せなかったことも
知っていて、カモも単独で殺しに来たという訳です。
また、桜内の弟はトラの母親を直接残酷に殺した
訳ではなく、突飛ばしたら死んでしまったという感じなので
カモが良く言う「行った罪とのつりあい」
という所で、「首絞め」という、残酷でない殺し方に
したのだと解釈します。
人を殺めた話でこんなこと言うのは恐縮ですが、
カモとトラの友情というか、関係性にうるっときましたね。
さて親友の桜内の弟を殺してしまったカモ。
当然桜内の弟であることは知っていますよね?
この後桜内との関係はどうなるのでしょうか?
次回は11号(5月9日発売)です。