今回は【衝撃の最終回】の漫画として
「予告犯」の感想をお話したいと思います。
※ご注意
これはあくまでも感想でございます。
内容は「ネタバレ」を目的とするものではございません。
ですが感想の中にやむを得ずネタバレを含んでおります。
また極力セリフの引用を避けるよう注意しております。
ご了承のうえご覧頂くようお願い致します。
『予告犯』は2011年から2013年まで『ジャンプ改』で連載さ入れた漫画です。
2015年には実写映画にもなりました。
Amazonの紹介には
インターネット動画投稿サイトで犯行予告動画を投稿する謎の男。果たして予告された事件は起きるのか…!? 高度に情報化された現代のテロリズムを描く、緊迫のサスペンススリラー開幕!!
とあります。
で、『予告犯』の最終回は22話(File22)ですが、エピローグになっていまして
お話としての最終回は21話(File21)ですね。
21話(File21)は、吉野絵里香が
「シンブンシ」の居場所に向かいます。
到着すると4人は死んで知るように見えます。
吉野はパソコンをぶち壊し、ようやく
ゲイツ(奥田宏明)と対面します。
吉野はゲイツの携帯を発見し、動画を観ます。
そこにはゲイツからのメッセージがありました。
内容はヒョロの骨を父親に届けて欲しいというものです。
動画はもう1本ありました。それはヒョロが父親に会いたい
と話している動画でした。
吉野はゲイツたちの行動理由に驚愕します。
22話(File22)は吉野がゲイツの犯行、行動を
振り返ります。
ゲイツ以外の3人は生きていて、
犯行は全てゲイツに脅されてやった、というゲイツの筋書きでした。
ゲイツは自分が犠牲になって3人を救ったのでした。
そして吉野は、ヒョロの骨を発見します。
これで終わりです。
「貧困、格差」という問題と「復讐代行」という非常に興味深い内容でした。
シンブンシが世の中の悪党に制裁を与える様子は痛快でしたし、
実際にシンブンシがいたら物語中の一般市民と同じような反応に
なると思います。
今起きている、犯罪者や不祥事を起こして人へのネットリンチは
ある意味シンブンシ的なものを求めている人間の行動だと思います。
ゲイツは優秀な人間ですが、コミュニケーションの能力などにより
正当な評価を受けられない、というのは事実だと思います。
「ホリエモン」に似た社長のパワハラが一番見ていて辛かった
のですが、こいつには制裁していないんですよね。
やってほしかったです。
実写映画もなかなか良かったですし、
全3巻で短くて読みやすいのでおすすめです!