『名探偵コナン』「実は作中であまり使われていない名セリフ」
■名探偵の強い意思が宿った名セリフ『名探偵コナン』「真実はいつもひとつ!」
先日、映画最新作『名探偵コナン 隻眼の残像』が公開され、大きな反響を呼んでいる青山剛昌さんの『名探偵コナン』。
本作を象徴するセリフといえば、主人公・江戸川コナンがアニメで発した「真実はいつもひとつ!」ではないだろうか。
巧妙に仕組まれた難事件を解き明かすコナンの聡明さを存分に表現した名セリフだが、実はこれ、原作では少し異なった言い回しで登場している。
たとえば、コミックス第10巻のなかでは、工藤新一の姿で西の高校生探偵・服部平次に向けて「真実はいつも…たった一つしかねーんだからな…」と告げている。また、第11巻ではコナンが心のなかで「真実はいつもたった一つしかねーからよー…」と独白している。
どれも内容こそ近いものの、言い回しや発言したシチュエーションは微妙に異なっている。このセリフが有名になったのは、やはりアニメや劇場版の予告で使われたことと、そのカッコ良さがファンの心に刺さった影響が大きかったのだろう。