キャプテン名言コラム:『努力』
素質も才能もないものはこうやるしか方法はないんだ』
「キャプテン」という漫画を表す名言を思い浮かべた時に、浮かんだのがこのセリフです。おそらく、「キャプテン」ファンに中で、この言葉をあげる人が多いのではないでしょうか。そのくらい、有名なセリフであり、この作品のテーマであるセリフです。
この作品の魅力は、何と言っても、谷口さんが何事にも諦めずに努力する姿勢です。才能がある人は、対して努力しなくてもできてしまうでしょう。しかし、素質も才能もないものは、努力するしか方法はない・・いや、努力すれば、勝てる、という事を谷口さんは見せてくれました。
「努力して勝つ」というだけなら、他の漫画でもありました。ですが、この作品はそれだけではなく、「何事にも諦めないこと」と、「努力すること」この2つを教えてくれました。さらにはその事が、もしかしたら「勝つこと」よりも大事なんだ、という事も考えさせてくれます。
こういった考えをあまり理解できない人、否定する人も世の中にはいるでしょう。
それに対する答えも、漫画の中で素晴らしい「名言」となって描かれています。
キャプテンのやってることにはうなずけないさ』
『でもよ学校中のわらい者にされてさ そのうえおれたちナインが陰で
コソコソいやみをいってよキャプテンがかわいそうで・・・』
『おれにはいえませんよ』
『だいたいおれがそんなことをいえるがらかい
三 四回しか投げられないなんて弱ねをはきやがってよ
おまけに青葉の特訓のフィルムをみたぐらいでオタオタしやがって』
『ところがどうだいキャプテンは
やることがなんであろうとあきらめやしない!
最後まですてやしないじゃないか』
イガラシのセリフは、「あきらめない事」の大切さ、凄さも勿論ですが、「やっていない人間に、やっている人の批判をする権利は無い」という事を強く訴えています。
記事を書いている私が言うのもなんですが、インターネットの普及により、昔に比べて誰もがHPやブログで自由に意見を言い批判ができるようになりました。
そんな中で、今になってもいろいろ考えさせられるセリフです。
いろいろ述べましたが、全ての根底にあるのは「野球が好き」という、純粋な気持ちです。野球が好きで、楽しくて、勝ちたい。そういった気持ちがこの作品に込められているのを、忘れてはなりません。