「善悪の屑」「外道の歌」と光市母子殺害事件そして体験談
今回は「善悪の屑」「外道の歌」と
光市母子殺害事件そして体験談
という企画をお送りします。
「善悪の屑」 「外道の歌」には、
実在の事件を元にした話が多数登場します。
その中で「善悪の屑」 1巻の話なんですが、
ある家庭に18歳の男が侵入し、幼い幼児を
窓から落とし、妻の腹をナイフで刺してから
性的暴行する、というものがありました。
この話は、犯罪事件などに興味ある方が見れば
すぐに「光市母子殺害事件」を元にした
ものだな、とわかったと思います。
ご存じない方に説明しますと、
当時18歳だった犯人が排水検査の係員を
装って山口県光市の社宅アパートに侵入。
中にいた女性に襲い掛かったが抵抗を
受けたため絞殺しました。
その後遺体に暴行をし、さらに生後間もない幼児を
床に叩きつけて殺害した、というもので
漫画よりも胸糞なものでした。
この事件について書かれた
『(自主規制)君を殺して何になる-光市母子殺害事件の陥穽-』
という本があるのですが、私はこの本が発売された
2009年当時、著者の方と知り合いでした。
この本は犯人の男の実名を出して書かれており、
当時話題になりました。
私はこの本を読みましたし、著者の方とも
この事件について話したことがあります。
実名についてかなり批判が殺到していたようです。
個人的な意見を言いますと、この男は
著者方は若い女性の方だったのですが、
まるでラブレターのような手紙のやりとりをしていました。
当時の犯人について、かなり身勝手で短絡的な
犯行であったと考えております。
そして、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、
「外道の歌」1巻にある、カモの奥さんとお子さんが
殺害される事件もこの事件と良く似ているのです。
それだけ、この事件は印象的な事件だった、
と思います。