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『ぼっち・ざ・ろっく!』が覇権を狙うために排除したノイズについて

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『ぼっち・ざ・ろっく!』が覇権を狙うために排除したノイズについて

ヤフーニュースより。
かなり省略してお送りします。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3f4e2d104844f1bc2d236a2f7301347c9b38022f

アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』や連続テレビ小説『虎に翼』などで知られる脚本家・吉田恵里香さんのトークイベントが、8月16日開催のアニメイベント「ANIME FANTASISTA JAPAN 2025」内で行われた。

『ぼっち・ざ・ろっく!』が覇権を狙うために排除したノイズ
吉田恵里香さんの名前を一躍有名にしたアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』も、同じく10代の女の子たちを描いた作品だが、こうした原作のある作品でも前述の姿勢は崩さない。

「原作ではひとりちゃん(※主人公の後藤ひとり)が水風呂に入るシーンで裸になっているんですが、アニメでは水着にしてもらいました。ぼざろがそういう描写が売りの作品ならいいと思いますが、そうではないと思いますし、覇権を狙う上ではそうした描写はノイズになると思ったんです」

「現実ではそんな会話しない」と強く否定した“女の子たちが互いの胸の大きさについて言及し合う描写”なども含め、そういうシーンはアニメにおいては何気ないよくあるものと考えてしまっていたが、吉田恵里香さんは「それを売りにしている作品でない場合においてはノイズ」と言い切る。

「原作がまず素晴らしく、原作サイドもとても協力的で、監督含めスタッフも音楽チームも本気で動いてるし、けろりらさん(※キャラクターデザイン/総作画監督)もすごく良い絵を描いてくれている。制作の段階からこれなら覇権が取れるって思える作品なのに、そうしたノイズがあると多くの人に見てもらえなくなってしまいます」

アニメには長年の歴史から生まれた多くのテンプレート的な表現がある。それ自体の是非はともかく、作品や時代に合わせて適切か否かを模索する思考は、今後より重要になりそうだ。

「現実的に考えても、ギターを弾きながら胸が不自然に揺れ続けるみたいなことはないわけですし、そういう描写があったら私は幼い息子にその作品を見せるのを躊躇する。自分の子どもに見せられるかどうか、というのは大事にしている基準です」

そうした取捨選択をしつつも、原作のある作品の場合は特にメインのテーマを見失ってはならない。

「『ぼっち・ざ・ろっく!』が好きなのは、根暗な子がバンドを通じて社会性を獲得していくことが軸になっていない部分です。ひとりは最初から最後までコミュニケーション能力に乏しいし、文化祭でも暴走してしまいます。根っこの部分では変わらないけど、バンドを通じて少しだけは変われたのかもしれない」

劇的な変化はなくとも日々は続く。ラストのセリフが「今日もバイトかぁ」という一言なのもそうした描写の一つだ。

「『よっしゃ行くぞ!』でも『バイト行きたくない~』でもない。バイト自体は気が乗らないけど、でもみんなには会いたいくらいの気持ちが表れたセリフなんですが、見ている人たちには『ぼっちちゃん変わんねぇな』とも『すごい変わった!』とも思ってもらえるようにシナリオ会議でもかなり時間をかけて話し合いました」

■感想
『ぼっち・ざ・ろっく!』は私が大好きなアニメ、けいおん!ににていることから注目して
途中まで見ました。既に私が萌え系アニメに興味を失っていることもあり、
はまりませんでした。
脚本家の先生のお話は、女性だから男性の私とは意見が違うのは当たり前ですね。
けいおん!が最高だったのは、男性とのからみが一切なかったからであって、
性的な部分を排除したからではないんですよね。
男性からすればお風呂とかむねの大きさの話、なんていうのはむしろご褒美で大歓迎なわけです。
私個人からしたらむしろマイナスですね。
『ぼっち・ざ・ろっく!』がヒットしたのはそこを排除したからではないように思えます。

  • B!